先物問題 2006 5 10
本日(5月10日)の日経平均株価は、
小安く始まるものの、午前10時過ぎには、+62円とプラス圏に浮上し、
前場は、総じて、堅調な展開でしたが、
後場は、一転して、大幅安となってしまいました。
その原因は、日経平均の先物に、「仕掛け的な売り物」が出て、
先物主導で急落したと言われています。
どうも、最近は、日経平均株価を安易に操作できるようになったと見えます。
日経平均株価を下げたいならば、先物に、大口の売りを出し、
逆に、上げたいならば、先物に、大口の買いを出すという具合です。
これが、問題なのは、一部大口投資家の意向で、
日経平均株価を上げ下げできることです。
本来、株価というものは、多数の市場参加者の「投資行動の合計」が、
あるいは、市場参加者の総意が合計となって、表現されるものです。
しかし、今や、日経平均株価が、一部投資家のものとなっている現状があります。
それにしても、最近、現物の日経平均株価が、軽すぎると思います。
先物に仕掛けるだけで、ポンと、急上昇したり、急落したり・・・・・。
なんだか、軽すぎる。